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学校案内

​学校長挨拶(学校だより最新号より)

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 今年の夏は、2年目の勤務にあたるため、日本で過ごすことができました。ついドーハと比較してしまい日本の夏の暑さを甘く見ていたのですが、実際そこで過ごしていると湿度が高く外に出る機会も多いため、かえって暑さを感じることが多くありました。そんな中、自分の国に帰り、周りを見渡してみると、やはり多くのことを思い出している自分に気付くことができました。

 小学校時代の夏休みは、ラジオ体操で一日が始まり、そこで集まった友達と今日何をするかを約束して過ごす、といったものでした。毎日行われる、どうということはないコミュニケーションの場ではありましたが、自分たちにとっては、その場で今日の過ごし方が決まるというワクワク感に満ちた場であったことを覚えています。地域のいろいろな学年の子どもたちが集まりできあがるグループは、当然年長者の考えが優先されることも多いのですが、勇気を出してやりたいことを告げれば自分の意見が採用されることもあります。私はザリガニ釣りが好きだったので、幾度となく提案し、何回か採用されました。自分の意見が採用される、そんな時の高揚感は忘れることはできません。今年はできませんでしたが、またいつかザリガニ釣りにチャレンジしてみようと思っています。

 日本人学校も様々な年齢の児童生徒が協力して活動する機会が数多くあります。この点は日本にある学校とは違う、良い環境であると感じています。異学年であっても思いや願いを伝えあい、何かを行っていくという経験は、きっとこれからの生活においてプラスとなることでしょう。この夏皆さんはどんな経験をしましたか。2学期もその経験を生かし、互いに認め合い、高め合っていきましょう。皆さんのさらなる成長を楽しみにしています。

令和6年9月1日
校長 橋本 匠司

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